沖縄県の八重山諸島、世界基準をクリアする夜空環境の可能性
- 国際ダークスカイ協会東京支部は、国内初のダークスカイプレイス認定の候補地として初めて沖縄県の八重山諸島訪問し、夜空環境の視察を行いました。
- 国内初のダークスカイプレイス認定を目指して-2月28日から3月4日までの5日間の日程で石垣島・西表島・竹富島を視察、自治体や観光協会、石垣島天文台、NPO法人八重山星の会など、地域関係者との交流も図り、国内初のダークスカイプレイス認定に向けた今後の夜空保護の取り組みについて話し合いを行いました。
- 八重山諸島の大きな可能性-八重山諸島は、これまで認定された地域の最も暗い数値と同水準で、世界基準をクリアする夜空環境を持っています。また、今年で14年目となるライトダウンイベント「南の島の星まつり」の実績により光害に対する地域の意識も高く、八重山諸島の夜空は大きな可能性を秘めています。
- 今後の取り組み-今後は、光害に対する地域社会全体の理解と貢献、屋外照明のガイドラインや条例の整備など、地域と連携して取り組み、夜空や豊かな自然環境の保護、星空観光産業の発展に寄与します。
【本件についてのメディア報道】
八重山日報 3月4日第4面、八重山毎日新聞 3月5日第7面
【ダークスカイプレイス・プログラムについて】
国際ダークスカイ協会は、夜空を保護する優れた取り組みを称えるために、ダークスカイプレイス・プログラム(International Dark Sky Places: IDSPlaces) を2001年から開始しました。認定には、屋外照明についての厳格な基準と革新的なアウトリーチ活動が求められます。これまでに認定されたIDSPlacesは、ダークスカイコミュニティが6ヶ所、ダークスカイ保護区が8ヶ所、ダークスカイ公園が15ヶ所です。
ダークスカイプレイス・プログラムの詳細はこちら
http://darksky.org/night-sky-conservation/dark-sky-places