国際ダークスカイ協会は、ドイツ中部の都市フルダ(Fulda) を、ドイツで最初のダークスカイ・コミュニティに認定しました(暫定認定)。
レーン・ダークスカイ・リザーブ(Rhön International Dark Sky Reserve) の西側に位置し、人口6.8万人を擁するこの都市は、同リザーブにとって最大の人工光の元となっています。2014年のリザーブ認定後、リザーブと都市の共益関係を目指して取り組みが進められ、今回の認定に至りました。人口では、フラッグスタッフに続き2番目に多いダークスカイ・コミュニティです。
フルダには約8500基の市管理の屋外照明があり、今後2027年までにIDA基準に適合したタイプに交換していく予定のため、暫定認定となっています。
詳細は、IDAによるリリース(2019.2.7) をご覧ください。
Fulda, Germany Earns International Dark Sky Community Status, First in the Country
紹介ページ: Fulda (Germany)
【星空保護区認定制度について】
国際ダークスカイ協会が2001年に始めた「ダークスカイプレイス・プログラム」(和名:星空保護区認定制度)は、光害の影響のない、暗く美しい夜空を保護・保存するための優れた取り組みを称える制度です。認定には、屋外照明に関する厳格な基準や、地域における光害に関する教育啓発活動などが求められます。「ダークスカイ・パーク」「ダークスカイ・コミュニティ」など6つのカテゴリーがあり、全てのカテゴリーの認定地を総称して、国内では「星空保護区」と表記しています。
星空保護区認定制度ウェブサイト http://www.darksky.jp/hogoku