光害問題を啓発、9年目の”GLOBE at Night”
- 「無駄な人工光を減らし、夜空に星の輝きを」― 世界中で一般市民が星の見え方を観察・ウェブで報告し、夜空の明るさ世界マップを作ろうというキャンペーン ”GLOBE at Night” が、1月20日から始まります。アメリカ国立光学天文台・国際ダークスカイ協会らが実施する本キャンペーンは2006年に始まり、日本国内では国際ダークスカイ協会東京支部(IDA東京)が日本語ウェブサイトを構築、プロモーションを担当しています。
- 人工照明により夜空が明るく照らされる「光害(ひかりがい)」により、都市部では美しい星空を見ることができません。また、無駄な照明はエネルギーの浪費であると同時に、夜間照明が生態系の破壊や人体への悪影響にも繋がっていることが指摘されています。
- 光害問題の啓発と、星空保護・地球環境保護の意識向上を目指した “GLOBE at Night” は、一般市民からの観察報告を募集しています。決められた日時に屋外に出て夜空を眺め、対象星座周辺の星の見え方(どれだけ多くの星が見えるか)が、用意された8枚の星図のどれに一番近いかを、ウェブで報告します。GPS付のスマホやタブレットを使えば、位置情報が自動的に入力されるため、非常に簡単に報告できます。
- 昨年は世界89ヶ国から計16,342件の観察報告が集まりました。日本国内からは620件で、世界の国でも7番目に多い報告数でした。今年の観察期間は1~12月の毎月、月明かりの影響のない10日間ずつが設定されています。1月は20~29日で、オリオン座が観察対象です。
- GLOBE at Night 日本語ウェブサイトはhttp://www.darksky.jp/gan/