国際ダークスカイ協会は、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州の西部にあるワランバングル国立公園(Warrumbungle National Park) を、同国初のダークスカイ・パークに認定しました。
同州の計画大臣であるStokes氏によると、同公園の夜空は今後10万AUS$の資金の下、光害抑制計画が実行され、保護されます。新たな「夜空保護計画ガイドライン」は、同州とオーストラリアン天文台との共同で作成されました。「ワランバングル国立公園は、地上の美しい光景だけでなく、美しい夜空でも知られてきました。近隣に天文台もあり、オーストラリアにおける天文研究で重要な役割を担っています。近隣の町が発展している今、この公園の夜空を保護することは非常に重要です。」
同州の環境大臣であるSeakman氏は、この認定は天体観測だけでなく環境面からも利益があると言います。「光害は天体観測への影響だけでなく、夜行性動物などの生態系にも影響があるのです。」
詳細は、IDAによるプレスリリース(2016.7.4) をご覧ください。
First Dark Sky Park in Australia Designated
紹介ページ: Warrumbungle National Park (Australia)
位置:Google Map
ウェブサイト: Warrumbungle National Park
【ダークスカイプレイス・プログラムについて】
国際ダークスカイ協会は、夜空を保護する優れた取り組みを称えるために、ダークスカイプレイス・プログラム(International Dark Sky Places: IDSPlaces) を2001年から開始しました。認定には、屋外照明についての厳格な基準と革新的なアウトリーチ活動が求められます。これまでに認定されたIDSPlacesは、ダークスカイ・コミュニティが14ヶ所、ダークスカイ・リザーブが11ヶ所、ダークスカイ・パークが37ヶ所、ダークスカイ・サンクチュアリが2ヶ所です。
ダークスカイプレイス・プログラムの詳細はこちら
日本語 http://www.darksky.jp/?page_id=414#IDSP
英語 http://darksky.org/idsp/