今日2/19、沖縄県・竹富町観光協会の依頼によりJICA研修に来られた各国の観光省官僚の皆様を西表島の星空にご案内してきました。その中でIDAの取り組みをお伝えし是非IDAへの加盟をとお話しさせて頂きました。竹富町も現在、官、民と認識を共有し少しずつですが加盟に向けて前進しております。クック諸島や東ティモールなどの国々から日本へ観光産業の研修での今回のご縁です。ハード面の観光開発よりもソフト面の観光開発を促し、極力人工照明やエネルギー消費を抑えた方向で産業を発展してほしいと思います。官僚の皆様はIDAに興味を示されインフォメーションを促されましたのでIDA本部のサイトと東京支部のサイトをお知らせ致しました。彼らからのアクションがあれば共に情報共有をしより良い環境作りに貢献したいと考えています。
朝日新聞2015年2月8日朝刊オピニオン面「私の視点」に『国際光年 光による「害」も考えよう』が掲載されました。
朝日新聞のページ http://www.asahi.com/articles/DA3S11592307.html
原文 http://hikarigai.net/ochi/data/asahishiten150208.pdf
AMラジオ・文化放送の、環境がテーマの番組「いとうせいこうGREEN FESTA」2015年2月2日放送分のオープニングトークにて、GLOBE at Night キャンペーンをご紹介いただきました。
いとうせいこう氏からは、「アプリを使って星の見え方をみんなで報告していく、なかなか面白い発想だ。」「これをしに、ちょっと遠くに行って星を見たりすると、子供たちも楽しいんじゃないか。」などのコメントをいただきました。
GLOBE at Night について http://www.darksky.jp/gan/
光害調査アプリについて http://www.darksky.jp/?p=528
光害問題を啓発、10年目を迎える “GLOBE at Night”(グローブ・アット・ナイト)
- 無駄な人工光を減らし、夜空に星の輝きを-世界中で一般市民が星の見え方を観察・ウェブで報告し、夜空の明るさ世界マップを作ろうというキャンペーン “GLOBE at Night” が、1月11日から始まります。アメリカ国立光学天文台・国際ダークスカイ協会らが実施する本キャンペーンは、今年で10年目を迎えると共に、国際光年2015 (http://iyl2015-japan.org/) の公式イベントにもなっています。日本国内では国際ダークスカイ協会東京支部(IDA東京)が日本語サイトの運営・プロモーションを担当しています。
- 星を見えにくくし、生態系や人体にも悪影響を及ぼす光害-人工照明により夜空が明るく照らされる「光害」により、都市部では美しい星空を見ることができません。また、無駄な照明はエネルギーの浪費であると同時に、夜間の照明が生態系の破壊や人体への悪影響にも繋がっていることが指摘されています。
- 世界中から1万8千件以上の報告があるシチズンサイエンス・プロジェクト-光害問題の啓発と、星空保護・地球環境保護の意識向上を目指した本キャンペーンは、一般の方からの観察報告を募集しています。決められた日時に屋外に出て夜空を眺め、対象星座周辺の星の見え方(どれだけ多くの星が見えるか)が、用意された8枚の星図のどれに一番近いかを、スマホやパソコンで報告します。昨年は世界97ヶ国から計18,500件超の観察報告が集まりました。日本国内からは404件で、世界の国でも7番目に多い報告数でした。今年も観察期間は1~12月の毎月、月明かりの影響のない10日間ずつが設定されています。1月は11~20日で、オリオン座が観察対象です。
- GLOBE at Night 日本語ウェブサイトはhttp://www.darksky.jp/gan/
“Globe at Night – Sky Brightness Monitoring Network” User Workshop
Jan 7-8, 2015, National Astronomical Observatory of Japan, Mitaka (国立天文台)
香港の大学が主導する、SQM-LEによる夜空の明るさ観測ネットワークに関するワークショップです。
http://globeatnight-network.org/workshop.php
LPTMM 2015 -Light Pollution : Theory, Modelling, and Measurements
May 26-28, 2015, Jouvence, Quebec, Canada
Topics: Theory, Modelling, and Measurements
http://cegepsherbrooke.qc.ca/~aubema/LPTMM/index.php
ALAN 2015 -Artificial Light at Night (ALAN) Conference
May 29-31, 2015, Sherbrooke, Quebec, Canada
Topics: Technology and Design, Biology and Ecology, Society, Health, Modelling and Measures
- 夜空の明るさを測定し「見える星の数」がわかる-星の観察を通して夜空の明るさを測定し、「光害(ひかりがい)」の研究に貢献できるアプリ「Loss of the Night」がバージョンアップされ、従来のAndroidに加えてiPhoneにも対応しました。
このアプリはGoogle Sky Mapをベースに、星の見え方を測定する機能を追加したものです。端末を空に向け、実際の夜空と見比べて、指定された星が見えるかどうかを入力します。8つの星の観察が完了すると、その地点での限界等級と、夜空に見える(であろう)星の数が表示されます。ドイツの光害研究プロジェクト ”Verlust der Nacht” が開発し、国際ダークスカイ協会東京支部が日本語版の開発協力をしました。 - 光害問題の研究に役立つ「夜空の明るさ世界マップ」作成に貢献-人工照明により夜空が明るく照らされる「光害」により、都市部では美しい星空を見ることができません。さらに世界中の研究者が、夜間人工光の人体への影響、社会への影響、環境への影響を調べています。このアプリを使用し、自分の住む地域の夜空の明るさデータを送信することで、光害研究のための貴重なデータベースとなる「夜空の明るさ世界マップ」の作成に貢献できます。
- 世界中に広がるシチズンサイエンス・プロジェクト-「Loss of the Night」は現在までに計15ヶ国語に翻訳され、Android版はすでに26,500回以上ダウンロードされ、世界中から観測報告が集まっています。
- アプリ(無料)は、下記アドレスまたは AppStore/GooglePlay で「光害」を検索してください。
【AppStore】 https://itunes.apple.com/jp/app/loss-of-the-night/id928440562
【GooglePlay】 https://play.google.com/store/apps/details?id=com.cosalux.welovestars&hl=ja
国際ダークスカイ協会は、アリゾナ州のオラクル州立公園(Oracle State Park) を世界で20番目のダークスカイ・パークに認定しました。ランクはSilver Tier、アリゾナ州内では4番目のダークスカイプレイスです。
サンタ・カタリナ山地の北東の裾に広がる同公園(面積1598ha)は、標高1370mで、暑い低地砂漠からの避暑地となっています。今回の認定は、地元の活動グループ Oracle Dark Skies Committee の多大なる貢献により実現しました。
同公園は大都市ツーソンから32kmしか離れていませんが、幸いなことにサンタ・カタリナ山地の陰で暗い夜空が保たれています。大都市の人々が、たった1時間のドライブで美しい夜空を楽しめるのです。
詳細は、IDAによるプレスリリース (2014.11.12) をご覧ください。
http://www.darksky.org/nightskyconservation/428
位置: Google Map
【ダークスカイプレイス・プログラムについて】
国際ダークスカイ協会は、夜空を保護する優れた取り組みを称えるために、ダークスカイプレイス・プログラム(International Dark Sky Places: IDSPlaces) を2001年から開始しました。認定には、屋外照明についての厳格な基準と革新的なアウトリーチ活動が求められます。これまでに認定されたIDSPlacesは、ダークスカイ・コミュニティが8ヶ所、ダークスカイ・リザーブが9ヶ所、ダークスカイ・パークが20ヶ所です。
ダークスカイプレイス・プログラムの詳細はこちら
日本語 http://www.darksky.jp/?page_id=414#IDSP
英語 http://darksky.org/night-sky-conservation/dark-sky-places