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ダークスカイ・ジャパン

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旧・国際ダークスカイ協会 東京支部 (IDA東京)

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タグ: 教育啓発活動

プレスリリース: 世界初のダークスカイ・サンクチュアリを認定

Posted on 2015/08/112015/08/11 By ダークスカイ・ジャパン事務局
プレスリリース(DarkSky)

国際ダークスカイ協会は、チリ北部エルキヴァレー(Elqui Valley) にあるAURA観測所(AURA Observatory) を、世界初の「ダークスカイ・サンクチュアリ」(International Dark Sky Sanctuary) に認定しました。現在ホノルルで開催中の国際天文学連合総会にて発表されました。

専門的な観測所がIDAの認定を受けた最初の例であり、暗い夜空の長期的な保護が重要な同様の観測所のモデルケースとなるものです。AURA観測所はチリ政府と密に連携し、チリ北部では多くの屋外照明規制条例が制定されてきました。

詳細は、IDAによるプレスリリース(2015.8.9) をご覧ください。
Chilean Astronomical Site Becomes World’s First International Dark Sky Sanctuary

紹介ページ: AURA Observatory (Chile)

ウェブサイト: AURA Observatory in Chile

位置: Google Map

 

【ダークスカイプレイス・プログラムについて】
国際ダークスカイ協会は、夜空を保護する優れた取り組みを称えるために、ダークスカイプレイス・プログラム(International Dark Sky Places: IDSPlaces) を2001年から開始しました。認定には、屋外照明についての厳格な基準と革新的なアウトリーチ活動が求められます。これまでに認定されたIDSPlacesは、ダークスカイ・コミュニティが10ヶ所、ダークスカイ・リザーブが9ヶ所、ダークスカイ・パークが26ヶ所、ダークスカイ・サンクチュアリが1ヶ所です。

新たに設けられた「ダークスカイ・サンクチュアリ」は、非常に遠隔地にあり、天体観測所の存在など、その最高レベルの暗さが長期的に保護されることが重要な地域です。

ダークスカイプレイス・プログラムの詳細はこちら
日本語 http://www.darksky.jp/?page_id=414#IDSP
英語 http://darksky.org/idsp/

プレスリリース:新たに3つのダークスカイ・パークを認定

Posted on 2015/07/262015/07/26 By ダークスカイ・ジャパン事務局
プレスリリース(DarkSky)

【1】

国際ダークスカイ協会は、オランダ・テルスヘリング島(Terschelling) 東部のボシュプラーツ自然保護区(De Boschplaat Nature Area) を世界で24番目のダークスカイ・パークに認定しました。人口密度が高く光害が深刻なオランダにおいて、初のダークスカイプレイスです。

敷地内8箇所には天体観測のスペースがあり、この素晴らしい自然保護区のためにテルスヘリング島はオランダで最も人気のある観光スポットになっています。

詳細は、IDAによるリリース(2015.6.26) をご覧ください。
De Boschplaat Named First IDA International Dark Sky Park In Netherlands

紹介ページ: De Boschplaat (Netherlands)

位置: Google Map

 

【2】

国際ダークスカイ協会は、バージニア州南部のスタウントン・リバー州立公園(Staunton River State Park) を世界で25番目のダークスカイ・パークに認定しました。バージニア州で初めてのダークスカイプレイスとなります。

現地では2011年から毎年スターパーティが行われており、2014年には140名の参加者を集めました。ダークスカイ・パーク申請にあたり、大規模な屋外照明改修も実施されました。

紹介ページ: Staunton River State Park (U.S.)

位置: Google Map

 

【3】

国際ダークスカイ協会は、イギリス・ウェールズのエラン・バレー地区(Elan Valley Estate) を世界で26番目のダークスカイ・パークに認定しました。ランクはSilver tier となります。

この土地はDŵr Cymru Welsh Water社が所有しており、初めての私有地での認定です。しかし、一般にも開放されており、環境教育や星空観察に利用されています。

詳細は、IDAによるリリース(2015.7.21) をご覧ください。
Elan Valley Estate, Wales, Becomes First Privately-Owned International Dark Sky Park

紹介ページ: Elan Valley Estate (Wales)

位置: Google Map

ウェブサイト: Elan Valley

MBS「ちちんぷいぷい」で光害の話題が取り上げられます

Posted on 2015/07/05 By Nobuaki Ochi
お知らせ, メンバーの活動

MBS(毎日放送)の番組「ちちんぷいぷい」の 7月6日(月)放送分にて、光害の話題が取り上げられる予定です。先日、研究室にてインタビュー撮影を行いました。
月曜の出演メンバーは太平サブローさん、たむらけんじさん、ハイヒールリンゴさんなど。台本もなくアドリブで進行していくそうで、どのような話が展開されるか楽しみです。
放送エリアは、関西地区と北海道地区です。

番組サイト:http://www.mbs.jp/puipui/

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光害についての出前講座を無料で実施します

Posted on 2015/06/06 By Nobuaki Ochi
お知らせ, メンバーの活動

光害をテーマとした出前講座を、全国どこでも無料で実施します。実施可能な日程は限られますので、お早目にご相談ください。下記アドレスより、『B06』をお申込みください。

http://www.toyo.ac.jp/site/haken/41659.html

注)星の見え方への影響など、天文に関わる話題はごく一部です。エネルギー・生態系・人体への影響など、幅広くお話しします。

鳥取砂丘「光のタワー」計画に対し懸念を表明します

Posted on 2015/05/212015/05/21 By ダークスカイ・ジャパン事務局
お知らせ

PDF (282k)

 国際ダークスカイ協会東京支部は、鳥取市が鳥取砂丘で計画している「光のタワー」について、光害の観点から懸念を表明し、周辺の生態系や天体観測などへの影響を十分に検討した上で、抜本的に見直されることを望みます。

 夜間の屋外照明は我々の生活に不可欠なものですが、過剰あるいは不適切な設置・運用方法である照明は、光害(ひかりがい)と呼ばれる様々な問題を引き起こします。具体的には、夜行性生物や昆虫・植物などの生態系への影響、人間生活や健康への影響、エネルギーの浪費、天体観測への影響などが挙げられます。

 本計画のように、指向性の強い投光器で天頂の1点に向け光を放っても、その1点だけが照らされるわけではありません。遠方からでもその光線がはっきりと目視できるならば、相当量の光が大気中で散乱し、周囲の空間が散乱光で満たされています。雲による反射・散乱があると、光はさらに拡散します。散乱の程度は大気中の微粒子や雲の量で大きく変動し、どの程度の範囲がどの程度の明るさとなるか、定量的に予測を示すことは容易ではありません。しかし、月明かりのみに照らされていた自然本来の暗さが失われ、自然界とは全く異質のLEDの光が相当な広範囲に行き渡ることは、疑う余地がありません。

 

 本計画は、自然豊かな地方で行われるものとしては過去に類を見ないスケールであり、その影響の程度は推測の域を出ません。しかし、科学的根拠や過去の多くの事例より、以下のような影響が生じる可能性が考えられます。

  • 生態系への影響:生物の多くが、光に引き寄せられたり、忌避したりする性質を持ちます。夜間の人工光はそういった生物の生息分布を変化させ、さらに捕食-被食関係にある他の生物や、花粉媒介の関係にある植物などにも影響が及ぶ可能性が考えられます。
    〔例〕鳥や昆虫が光線に引き寄せられ、周囲をグルグルと飛び続ける。夜に鳴き声を挙げる。
       光源や光線の周辺に害虫が集まる。
       夜行性生物の生活可能圏が縮小する。
       ミジンコや魚が移動し、植物プランクトンが増殖し、水中生態系が変化する。
       昆虫などの光周性が乱れ、越冬できずに死滅する。
       ホウレンソウの育成障害や、樹木の紅葉・落葉遅延が起こる。
       概日リズムに基づいた、様々な生物の行動パターンが破壊される。
    これら全てが、地域の生態系のバランスの崩壊に繋がる危険性があります。生物にとって、夜本来の暗闇は非常に重要なものです。我々人間は、自然界への影響ができるだけ小さくなるよう十分配慮した照明を使うことが求められます。
  • 天体観測への影響:散乱光で満たされた空間を通して夜空を見た場合、空全体に光があふれ、夜空の明るさが増します。天の川のようなほのかな明るさは、簡単にかき消されます。このことは、地域住民から美しい星空を見る楽しみを奪い、近郊にある天文台での学術的な観測を阻害します。また、小学生が理科学習で行う星座の観察は、都市部ではほとんど不可能になっていますが、そのような地域がさらに拡大し、子供たちの自然体験に影響を与える懸念があります。
  • 人間生活への影響:周辺住民にとって、住居の窓から常に明るい光の筋が見えていることは、迷惑光と感じる可能性があります。特に高齢者の目は、より眩しさを感じやすいことが知られています。また、ドライバーやパイロットにとって、見慣れない光の筋が視界に入ることは、安全な運行に必要な注意力がそがれる可能性が考えられます。
  •  これらの影響は、点灯時間を短くしたり、光量を減らすことで、軽減されることは言うまでもありません。しかし、たとえ数分間の点灯でも、影響が完全にゼロになることはありません。

     

     環境省が制定した「光害対策ガイドライン」(平成18年12月改訂版)では、良い照明環境とは『人工光によって造られる光環境のうち、周囲の状況(社会的状況及び自然環境)に基づいた適切な目的の設定と技術により、安全性、効率性、快適性の確保と同時に、景観や周辺環境への配慮が十分なされている環境』と定義されています。そして、屋外照明を計画・設置する際には「照明環境設計者」を置き、計画の初期段階から「屋外照明等設備チェックリスト」に基づく確認作業を実施することが推奨されています。また、『照明設備周辺に生息する保護するべき動植物の有無を調査するとともに、その影響のメカニズムをよく理解し、それぞれ個別に対策を検討すべきである。』と述べられています。屋外で大量の人工光を使用するイベントを、プロポーザル選考で選定するのであれば、その選考段階から環境への影響を念頭に置き、環境および照明の専門家の意見も聞いた上で、決定することが望まれます。

     鳥取は、都会では経験できない豊かな自然・美しい星空を持つ地域です。山陰海岸国立公園には、数多くの絶滅危惧種*を含む貴重な生態系や、鳥取砂丘**をはじめとする自然のままの壮観な風景が広がっています。また、鳥取市南部の佐治町では、その誇るべき美しい星空から、光害を防止するための「ソラクライ・プロジェクト」を展開されている、と伺っております。どうか改めて、その素晴らしい自然環境・星空環境を地域の財産と再認識され、本計画が地域の価値を損なわないよう計画の抜本的見直しを実施し、再度光害の防止・啓発に舵を切っていただくことを期待いたします。

     

    *) 鳥取砂丘には動物のみで環境省版レッドリスト掲載種12種、鳥取県版レッドリスト掲載種17種が生息。
    **) 鳥取砂丘は環境省特別保護地区であり、そこに生息・生育する動植物へ悪影響を及ぼす行為は許されない。また鳥取砂丘に隣接する多鯰ケ池は,11月から12月にかけて冬鳥として飛来する水鳥類の重要生息地である。
    以上、情報提供:鳥取大学地域学部 鶴崎展巨教授

     

    Facebookページはこちら
    https://www.facebook.com/ochi.nobuaki/posts/685011994937633

     
    (2015.5.21 13:40追記)
    一点、訂正します。提案されているランプは、LEDではなくキセノンランプだそうです。14日に電話で問い合わせた際には、LEDとの返答でしたので、本文にはそのように記載しました。

    プレスリリース: テネシー州に新たなダークスカイ・パークを認定

    Posted on 2015/05/07 By ダークスカイ・ジャパン事務局
    プレスリリース(DarkSky)

    国際ダークスカイ協会は、テネシー州北部のピケット州立公園(Pickett State Park) とポーグクリークキャニオン州立自然区(Pogue Creek Canyon State Natural Area) を合わせて、世界で23番目のダークスカイ・パークに認定しました。ランクは Silver Tier です。

    人口の多いミシシッピ川東側の地域では、暗い自然環境は貴重で、その保護はとても重要なことです。カンバーランド高原の端に位置するこの地域では、暗い環境を保護する様々な取り組みが行われています。

    詳細は、IDAによるプレスリリース(2015.5.2) をご覧ください。
    http://www.darksky.org/assets/Night_Sky_Conservation/Parks/Pickett_Pogue/PickettPogue_IDSP_press_release.pdf

    位置: ピケット州立公園

    プレスリリース:新たに3つのダークスカイプレイスを認定

    Posted on 2015/04/292015/04/29 By ダークスカイ・ジャパン事務局
    プレスリリース(DarkSky)

    【1】

    国際ダークスカイ協会は、ユタ州のウィーバー・ノース・フォーク・パーク(Weber County North Fork Park) を世界で21番目のダークスカイ・パークに認定しました。ランクはBronze Tier になります。

    ユタ州の大都市からそう遠くないロケーションですが、ウィーバー郡公園、IDAオグデン支部、ウィーバー州立大学、オグデン天文協会などの長年の協力により夜空の暗さが保たれ、認定に至りました。

    詳細は、IDAによるプレスリリース(2015.4.13) をご覧ください。
    http://www.darksky.org/assets/Night_Sky_Conservation/Parks/North_Fork/NorthForkPark_press_release_FINAL.pdf

    位置(Google Map): ウィーバー・ノース・フォーク・パーク

    画像: http://bit.ly/1ya3YKE

     

    【2】
    国際ダークスカイ協会は、ユタ州のキャピトル・リーフ国立公園(Capitol Reef National Park) を世界で22番目のダークスカイ・パークに認定しました。ランクは最高のGold Tier となります。

    大都市から離れ、晴天率も高く空気も澄んでおり、素晴らしい夜空が楽しめます。同公園は15年間にわたり、暗い夜空の大切さを啓発する大人向け・子供向けの活動を続けてきました。

    詳細は、IDAによるプレスリリース(2015.4.16) をご覧ください。
    http://www.darksky.org/assets/Night_Sky_Conservation/Parks/Capitol_Reef/CapitolReef_press_release.pdf

    位置(Google Map): キャピトルリーフ国立公園

     

    【3】
    国際ダークスカイ協会は、アリゾナ州北部のカイバブパイユート・インディアン居留地(Kaibab Paiute Indian Reservation) を世界で10番目のダークスカイ・コミュニティに認定しました。世界初の”ダークスカイ・ネイション(国家)” と言えるでしょう。

    約250人から成るカイバブパイユート族は、アリゾナ州とユタ州の国境付近に住み、部族全体で夜空を守る考えを持ち、屋外照明の改良も行っています。旅行者も巻き込んで “Winsor Castle by Night” “Dark Wings at Pipe Spring” といったさまざまな啓発イベントを開催しています。周囲の他の部族も、ダークスカイコミュニティを目指して動き出しています。

    詳細は、IDAによるプレスリリース(2015.4.22) をご覧ください。
    http://www.darksky.org/assets/Night_Sky_Conservation/Communities/Kaibab_Paiute/KaibabPaiute_press_release.pdf

    位置(Google Map): Kaibab Paiute Tribal Office

     

    【ダークスカイプレイス・プログラムについて】
    国際ダークスカイ協会は、夜空を保護する優れた取り組みを称えるために、ダークスカイプレイス・プログラム(International Dark Sky Places: IDSPlaces) を2001年から開始しました。認定には、屋外照明についての厳格な基準と革新的なアウトリーチ活動が求められます。これまでに認定されたIDSPlacesは、ダークスカイ・コミュニティが10ヶ所、ダークスカイ・リザーブが9ヶ所、ダークスカイ・パークが22ヶ所です。

    ダークスカイプレイス・プログラムの詳細はこちら
    日本語 http://www.darksky.jp/?page_id=414#IDSP
    英語 http://darksky.org/night-sky-conservation/dark-sky-places

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