「明かりをけして 星をみよう」
今年の伝統的七夕は、8月20日です。
IDA東京も後援させていただいております。
旧・国際ダークスカイ協会 東京支部 (IDA東京)
国際ダークスカイ協会は、チリ北部エルキヴァレー(Elqui Valley) にあるAURA観測所(AURA Observatory) を、世界初の「ダークスカイ・サンクチュアリ」(International Dark Sky Sanctuary) に認定しました。現在ホノルルで開催中の国際天文学連合総会にて発表されました。
専門的な観測所がIDAの認定を受けた最初の例であり、暗い夜空の長期的な保護が重要な同様の観測所のモデルケースとなるものです。AURA観測所はチリ政府と密に連携し、チリ北部では多くの屋外照明規制条例が制定されてきました。
詳細は、IDAによるプレスリリース(2015.8.9) をご覧ください。
Chilean Astronomical Site Becomes World’s First International Dark Sky Sanctuary
紹介ページ: AURA Observatory (Chile)
ウェブサイト: AURA Observatory in Chile
位置: Google Map
【ダークスカイプレイス・プログラムについて】
国際ダークスカイ協会は、夜空を保護する優れた取り組みを称えるために、ダークスカイプレイス・プログラム(International Dark Sky Places: IDSPlaces) を2001年から開始しました。認定には、屋外照明についての厳格な基準と革新的なアウトリーチ活動が求められます。これまでに認定されたIDSPlacesは、ダークスカイ・コミュニティが10ヶ所、ダークスカイ・リザーブが9ヶ所、ダークスカイ・パークが26ヶ所、ダークスカイ・サンクチュアリが1ヶ所です。
新たに設けられた「ダークスカイ・サンクチュアリ」は、非常に遠隔地にあり、天体観測所の存在など、その最高レベルの暗さが長期的に保護されることが重要な地域です。
ダークスカイプレイス・プログラムの詳細はこちら
日本語 http://www.darksky.jp/?page_id=414#IDSP
英語 http://darksky.org/idsp/
【1】
国際ダークスカイ協会は、オランダ・テルスヘリング島(Terschelling) 東部のボシュプラーツ自然保護区(De Boschplaat Nature Area) を世界で24番目のダークスカイ・パークに認定しました。人口密度が高く光害が深刻なオランダにおいて、初のダークスカイプレイスです。
敷地内8箇所には天体観測のスペースがあり、この素晴らしい自然保護区のためにテルスヘリング島はオランダで最も人気のある観光スポットになっています。
詳細は、IDAによるリリース(2015.6.26) をご覧ください。
De Boschplaat Named First IDA International Dark Sky Park In Netherlands
紹介ページ: De Boschplaat (Netherlands)
位置: Google Map
【2】
国際ダークスカイ協会は、バージニア州南部のスタウントン・リバー州立公園(Staunton River State Park) を世界で25番目のダークスカイ・パークに認定しました。バージニア州で初めてのダークスカイプレイスとなります。
現地では2011年から毎年スターパーティが行われており、2014年には140名の参加者を集めました。ダークスカイ・パーク申請にあたり、大規模な屋外照明改修も実施されました。
紹介ページ: Staunton River State Park (U.S.)
位置: Google Map
【3】
国際ダークスカイ協会は、イギリス・ウェールズのエラン・バレー地区(Elan Valley Estate) を世界で26番目のダークスカイ・パークに認定しました。ランクはSilver tier となります。
この土地はDŵr Cymru Welsh Water社が所有しており、初めての私有地での認定です。しかし、一般にも開放されており、環境教育や星空観察に利用されています。
詳細は、IDAによるリリース(2015.7.21) をご覧ください。
Elan Valley Estate, Wales, Becomes First Privately-Owned International Dark Sky Park
紹介ページ: Elan Valley Estate (Wales)
位置: Google Map
ウェブサイト: Elan Valley
この度IDA東京は、ニューヨークを拠点とするNPO「The Zoological Lighting Institute」(ZLI) とパートナーシップを締結しました。
ZLI は生物学の立場から光害の問題に取り組んでおり、非常に心強いパートナーとなります。
ZLI のExecutive Director であるJames Karl Fischer 氏のコメント:
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ZLIとIDA東京の間でパートナーシップが結ばれたことをとても光栄に存じます。
IDA東京は、夜空を光害から守る世界的なリーダーであり、私たちはともに光害を軽減し、日本やその他の国々の野生動物を守るために不可欠な星明かりを点すことができると思います。
ZLIは野生動物への光の重要性、そして地球上における人々の健康で持続可能な生活における野生動物の重要性に対する認識を高めるためにIDA東京と共に活動していけることを楽しみにしております。
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光害をテーマとした出前講座を、全国どこでも無料で実施します。実施可能な日程は限られますので、お早目にご相談ください。下記アドレスより、『B06』をお申込みください。
http://www.toyo.ac.jp/site/haken/41659.html
注)星の見え方への影響など、天文に関わる話題はごく一部です。エネルギー・生態系・人体への影響など、幅広くお話しします。
鳥取市役所 鳥取砂丘・ジオパーク推進課様より、「光のタワー」計画の中止が決定された旨、ご連絡をいただきました。IDA東京が公表した懸念文書を含め、多方面からの懸念の声を真摯にお聞き入れいただいたものと受け止め、適切・迅速なご対応に深く感謝申し上げます。代替イベントと共に行われる「鳥取砂丘光のアートフェア2015」がより環境に配慮した形で実施され、成功裏に開催されることを祈念いたします。
2015年5月30日 国際ダークスカイ協会東京支部(IDA東京)